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2013年11月30日土曜日

秩父鉱山 石灰沢

今回は、埼玉県大滝村(現秩父市)の秩父鉱山(石灰沢)にいってきた。ここは、昔石灰を採掘していた場所で、沢の転石の大体は方解石や石灰岩である。
図1(神流川から石灰沢を見る)

ここは、スカルン鉱床であり、沢の転石には熱源となった石英閃緑岩が見られる。この沢を登ると砂防ダムがあり、この砂防ダムからもうひとつ上流にある砂防ダムのあいだにベスブ石や石榴石を含むスカルン塊がたくさん見られる。
図2(ベスブ石を含むスカルン塊)

図3(石榴石を含むスカルン塊)

又、更にこの沢を上流にいくと苦土スピネルやクリントン石をふくむスカルンがある。
図4(苦土スピネルやクリントン石を含むスカルン塊)


ここのスピネルは絶産したと聞いていたがまだ多少は採れるようである。

拡大画像



図5(熱源となった石英閃緑岩の露頭、上のほうに少し見える)


そしてまた更に沢を上流にいくとベスブ石を含むスカルン塊が見られる。
図6(ベスブ石を含むスカルン塊)

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