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2015年4月17日金曜日

砂金産地の探し方(2)

さて今回は前回の続きです。

前回は銅と金についてかきました。今回はほかの元素も例に挙げてみます。金とつながりの深い金属はいくつかありますが、代表的なものでは
  • テルル
  • ビスマス
  • ホウ素
  • 白金族
があります。この中で一番金とつながりが深いのがテルルとビスマスです。またこの二つの元素は銀とも関係が深く、銀の屋根ともいわれています。なので近くにテルルもしくはビスマスの鉱山があれば砂金のとれる確率は一般的なところより高いです。長野県に金鶏金山という金山があります。ここではテルル鉱物に伴う自然金が採集でき、仮説が本当であるかを示しています。またこの二つと一緒によく産出されるのがタングステン鉱物とモリブデンの鉱物です。茨城県に高取鉱山というタングステンを主に採掘していた鉱山がありました。この鉱山の近くにも金山が一つあります。こうしてみてみるとテルル、ビスマス、タングステン、モリブデンの鉱山の近くに金山があった例は意外とたくさんあります。なのでこの四種の元素を採掘していた鉱山がある周辺を探査してみる価値はあると思われます。私の自分で見つけた最初の産地の近くにはモリブデンの鉱山がありました。ただその鉱床によっても変わると思われます。例えば上記の元素を採掘していた鉱山が熱水鉱床であれば望みは高いと思われますし、堆積型の鉱床であれば望みは低いと思われます。さて今回はこのくらいにしておきましょうか。
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