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2015年4月20日月曜日

砂金産地の探し方(4)

今回のポイントは川原の転石です。この方法は実際にその場に出向かなくてはいけないのですが、注意深く観察することでその川の通過した地点にあった岩石がわかるので割と役立ちます。そしてこの方法はあらかじめ場所を絞った上の探査であることが重要です。なぜならば、その産地ではどのような鉱床があると予測されるのかによって探す転石が変わるからです。たとえば堆積岩中の熱水鉱脈鉱床であれば、白い石英の転石を探す、スカンルン鉱床であった場合にはスカルンの転石を探す、など状況によります。例えば茨城県の大子町では堆積岩中の熱水鉱脈鉱床が有名で、砂金を採集することができ、白い石英の転石を探すことになります。

このような複雑な地質環境にある場合に河原の転石が重要になります。まずはある程度の目星をつけます。(5河川くらい)そして河川を行き来して、石英の転石を探します。そして石英の転石の多い河川でパンニングをします。こうすれば、多少のリスクを伴いますが、いちいちパンニングをせずにすみます。この方法は役に立たない用で意外と役に立ちます。ぜひいちどためしてみては?

次回は断層についてです。
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